Logitechは、ブランドが気候変動対策に積極的に取り組む必要があると考えています。そのため、セカンドライフプラスチックを推し進めています。
2023年4月29日 | 投稿者:Matt Miller、シニアコピーライター

The Sproutへようこそ。このシリーズでは、より持続可能な未来に向けて企業がどのように取り組んでいるかを探っていきます。
Robert O’Mahony氏はアイルランドの田舎で育ち、そこでアウトドアや自然界との深いつながりを築きました。「人間が自然を当たり前だと思うとどうなるかがわかりました」とO’Mahony氏は言います。「そのことを何らかの方法で自分のキャリアにしたいと思いました」
同時に、O’Mahony氏はテクノロジーとイノベーションにも興味を持っていました。そこで、これら2つの情熱を組み合わせることができる仕事を見つけたいと思いました。2003年、生化学と微生物学のバックグラウンドを持つO’Mahony氏はLogitechに入社しました。電子機器メーカーが、自社商品をよりサステナブルなものにする方法の開発に真剣に取り組み始めた頃です。過去20年間、O’Mahony氏はLogitechで世界的事業におけるサステナビリティの責任者として働き、自社の事業に起因する環境への悪影響を減らすための道を切り開いてきました。Logitechは危機感を感じていることから、最近では気候戦略を加速させ、2030年までにクライメートポジティブになるという目標を設定しました。これは、自社の二酸化炭素排出量を上回る炭素を大気中から除去することを意味します。また、商品ポートフォリオと事業全体にわたって、バリューチェーンのあらゆる部分でカーボンニュートラルを実現しています。
「過去20年間、私たちは環境への取り組みを明確な形で示し、発展させてきました」とO’Mahony氏は述べます。「それが私がまだここにいる理由です。 この会社で、自分がどのように変化を起こせるかを見てきました。Logitechはその価値を実践し、その価値によって一定の進歩を見せるだろうと常に感じてきました」
その取り組みを通じて、Logitechはサステナビリティを念頭に置いた商品設計の革新を続け、広告やメッセージを通じて消費者に対する透明性を高めてきました。

Robert O’Mahony氏は、Logitechの世界的事業におけるサステナビリティの責任者であり、自社の事業に起因する環境への悪影響を減らすための道を切り開いてきました。
エレクトロニクスにおけるプラスチックなどの再考
約12年前、O’Mahony氏はオーストリアのリサイクル工場を訪れ、使用済みのリサイクルプラスチックを未使用原料と同じくらい機能的なグレードに再処理する新しいプロセスを観察しました。
「リバースロジスティクスのチームメンバー数人と一緒に行ったのを覚えています。起きていることに興味をそそられました」とO’Mahony氏は言います。「少し検討した後、使用した樹脂の扱い方を変える方法について経営陣に提案しました。ある機能を構築する必要がありました。それは素晴らしいことの始まりでした。それが現在のネクストライフプラスチックプログラムであり、昨年は、再生(またはリサイクルプラスチック)原料を使用した商品を約5,000万個出荷しました」
現在、Logitechの商品の3分の1が再生原料で作られており、この数字は伸び続けています。ネクストライフプラスチックプログラムに加えて、Logitechは、商品やパッケージにリサイクル原料やより効率的な原料を使用する脱炭素設計にも引き続き力を入れています。また、ブランドとしてカーボンクラリティプログラムも実施しています。このプログラムでは、購入を決定する消費者への説明責任を果たし、透明性を提供するために、すべての商品にカーボンラベリングを行っています。その一環として、購入過程を通じて消費者にこの環境メッセージを伝えるため、LogitechはHAQM内のストアとHAQM Adsキャンペーンを活用しています。また、サステナビリティ認定を受けた商品をアピールするClimate Pledge Friendlyプログラムに商品ポートフォリオ全体を含めています。HAQMのClimate Pledge Friendlyプログラムでは、サステナビリティの少なくとも1つの面が改善された商品を認定します。Logitechの商品は、SCS Global Servicesのカーボンニュートラル認定を受けています。これは、商品の二酸化炭素排出量が測定され、削減されており、残りの排出量は相殺されていることを意味します。
「気にかけているので、やるべきことをやる。それが私たちの意図するところです。HAQM Adsと連携することで、その情報を消費者に届けています」とO’Mahony氏は言います。「商品を設計する際には、消費者体験、利用可能性などを考えるだけでなく、どのようにマイナスの影響を軽減または除去し、プラスの影響を強めることができるかを考えています」
気候が緊急事態に面している今、お客様とつながる
2023年3月、国連の「気候変動に関する政府間パネル」は、2030年代前半には産業革命前と比較した世界の平均気温の上昇が華氏2.7度に達すると推定されるという警告を含む新しいレポートを発表しました。多数の科学者が支持するこの研究によると、地球の温暖化がこの閾値を超えると、人類は壊滅的な結果に直面することになります。しかし、レポートによると、先進国が2030年までに温室効果ガスを半分に削減し、2050年代までに大気への二酸化炭素の排出を完全に停止するよう努めれば、温暖化をこの閾値以下に抑える可能性があるとのことです。
「これまで通りに事業を続けていけば、どうなるかはわかっています」とO’Mahony氏は言います。「それを認めるだけでなく、実際に何らかの形で行動を起こす企業は、将来的にはるかに有利な立場に立つでしょう」
状況の深刻さを考えて、商品購入時にサステナビリティを重視する消費者が増えてきています。



HAQM AdsとEnvironics Researchが発表した「2023年版 さらに大きな影響力」に関するレポートによると、消費者の66%がサステナブルなビジネスを実現しているブランドを積極的に探し求めています。また消費者の78%が、環境問題に対する責任が自分たちにはないかのように振る舞うブランドにはうんざりだと述べています。
「環境に配慮したメッセージに注目する消費者は増えており、それが主流になりつつあります」とO’Mahony氏は言います。「全体的に意識の高いZ世代の成人もいます。Z世代の成人の消費者から、『気候に優しい商品について知るのは私の権利です』というフィードバックがありました。 HAQMが推進しているイニシアチブは、消費者がより責任ある選択をするのに役立ちます。」
「2023年版 さらに大きな影響力」に関するレポートによると、消費者は自分でリサーチをしてよりサステナブルな商品を探すと回答しており、そのうちの35%は、最も信頼できる情報源としてサードパーティ期間による認証を挙げています。
Logitechでは、これらのよりサステナブルな商品について消費者に知らせるために、HAQM Adsキャンペーンにサステナビリティに関するメッセージを組み込み、ブランドストアと商品ページでこれらの商品にCPFバッジを付けています。「広告ソリューションは、さまざまなチャネルを通してサステナビリティに関する私たちのストーリーを広めながら、お客様(すでにサステナビリティへの関心が高いお客様とサステナビリティについて知りつつあるお客様の両方)にアプローチし、エンゲージメントを高めるのに役立ちます」とO’Mahony氏は言います。「カロリーの場合と同じように、炭素についても消費者には消費量を知る権利があると考えています。メッセージが届いていることを示すデータポイントもあります」
現在Logitechは、商品の耐久性、修理可能性、モジュール設計の観点から、サステナビリティを考慮した設計のあり方を拡大することを検討し始めています。このアプローチでは、アップグレードや修理によって商品の寿命を延ばすことができます。たとえば、ハードウェアの交換頻度が減り、交換品の購入を減らすことができるようになります。
「Logitechは革新的な企業であり、私たち自身が設計の進歩に誇りを持っています」とO’Mahony氏は言います。「モジュラー設計の商品を想像してみてください。最近買ったゲーミングマウスのセンサーを最新にアップグレードして、動きを速めることができます。消費者はエンジンを購入し、ボディは時間とともに進化します。進化すべきことはたくさんありますが、それはスマートデザインの可能性を示しています」
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アースデイは毎年4月22日に開催されます。この日は春休みと期末試験の間にあるため、学生の参加率を最大限に高めることを目指して、創設者によって選ばれました。
ウィスコンシン州選出の米国上院議員だった故Gaylord Nelson氏は、1970年4月22日に、学生の行動や環境問題に関する教育を促す方法として、「環境ティーチイン」のアイデアを初めて提案しました。過去50年にわたり、このイベントは世界中に広がり、気候変動への取り組みの緊急性にも焦点を当てるようになりました。
アースデイは世界190か国以上で祝われ、毎年10億人の人々が集まります。1
今日、サステナブルな事業を展開しているブランドを積極的に探す消費者が増えているため、多くのブランドは年間を通じてよりサステナブルな商品を広告に掲載しています。アースデイに先立つ4月中、多くのブランドがこのイベントに合わせて、サステナビリティに焦点を当てた大規模なキャンペーンを行います。これらのキャンペーンは通常3月に始まり、アースマンスである4月いっぱい続きます。
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1 Earthday.org、2023